「開放」とは、自分のまわりに広く開かれた空間をつくるということです。たとえば、まわりの人とのおしゃべりです。記憶の3つの要素のうちの1つ、「外に出す」がこれですね。また、現実的には「遮断」された空間であっても、意識的には「開放」された空間をつくって覚えるという方法があります。つまり、目の前に誰かがいるつもりで、自分が覚えたことを話してみるといったことです。バーチャルな「開放」された空間をつくるということですね。復習するときの「白紙復元」をやるときも、同じようにできます。覚えたことを紙のうえに書いて再現するだけでなく、声を出してやってみるのです。さらには、みんながいる中でひとり黙って覚えているときも、「開放」された空間を意識して行なってみてもいいでしょう。大きな空間、光、風に囲まれているイメージを持つのです。縮こまった心が開いていき、リラックスした状態でどんどん書き出していきます。「遮断」の空間をつくるか、「開放」の空間をつくるか、実際につくるにしても、想像の世界でつくるにしても、いろいろと試してみながら、何をどのように覚えるかに合わせて使い分けてみましょう。