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きれいになりたい

一〇〇%の女性がきれいになりたいと思っています。でも、きれいのゴールを「スーパーモデルのように完璧になりたい」「非の打ちどころのない美しさを手に入れたい」というところに設定してしまえば、現実の自分とのギャップを埋めるのは大変です。以前、六〇過ぎのアメリカの主婦が大変身するテレビ番組を観たことがあります。整形で顔をリフトアップして、入れ歯をインプラントにし、手術で体の脂肪もすべて取り除き、最後にハリウッドの有名なスタイリストとヘアメイクが美しく整えて、見事エリザベス・テイラーのように大変身させてしまいました。全身大改造で生まれ変わったわけですが、その際かかった費用は数千万。しかもそれをキープするために、死ぬまで莫大な維持費がかかってしまう。日本でも女性を美しく生まれ変わらせる変身番組は人気があります。たしかに番組としてはおもしろいけれど、私はこうした番組が、「美=お金」という刷り込みを与えてしまうのではないかと心配になるのです。変身した姿だけを見て、「お金をかけさえすればきれいになれる」と考えたら、「自分を変えるにはお金がなくちゃ」という安易な考え方にも走ってしまいかねません。非のうちどころのない絶世の美女になりたければ、最後にはアメリカの主婦のように、限りなくお金をかけて全身整形するしかありません。けれども美しさはもっと簡単にシンプルに、お金などなくても手に入るものです。あなたは、あなたを「手入れ」していますか?または「手入れ」する、という気持ちをもって化粧水を肌につけていますか?「変身」が今の自分を否定することから発しているのに対し、「手入れ」は自分を慈しむ気持ちからの行動。